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HIV検査

今回は HIV検査についてお話

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)とは?
人の体内に入る(感染する)と免疫システムを壊してしまうウイルスです。

AIDS(後天性免疫不全症候群)とは?
HIVに感染して、治療せずにいると、免疫力がだんだん弱くなり、数年から10年でさらに免疫力が低下して、健康な人であれば何ともない菌やウイルスで、様々な病気が起こります。これら病気がエイズ指標疾患にあてはまるとAIDSを発症したと診断されす。 HIVの感染は、1.性行為 2.母子感染 3.血液によるものです。
HIVを含む体液が相手の粘膜部分や傷口などから血液内に入って、感染します。ただし汗、涙、唾液、 尿、便などの体液は感染の可能性はありません。また健康な皮膚に多少の血液が付着した程度でも感染しません。
感染後は白血球の仲間で免疫の司令官の役割を果たす「CD4 陽性細胞」にくっついてしまします。 くっついたHIVは逆にCD4陽性細胞の中で、増殖していきます。そして、もとのCD4陽性細胞は壊れてしまい、新しくできたHIVは次のCD4陽性細胞にどんどん感染していきます。こうやって、大切な免疫のしくみを徐々に壊していきます。

HIVスクリーニング検査
一般的な検査は、抗原抗体同時検査または抗体検査をします。感染の可能性があった日から通常4週間 後くらいから、血液中で HIV 抗体が検出されるようになりますが、確実に陰性を確認したい場合は3か月以上経過してから、再度検査を受けてください。

確認検査
HIVに感染しているか確定するには、2段階の検査を行ないます。スクリーニング検査で陽性に出た検体は、HIV-1抗体のウエスタンブロット(WB)法、および核酸増幅検査(NAT)法で検査を行ないます。 どちらも陰性なら、さらに、HIV-2抗体(WB)法の確認検査を追加します。 当院では、HIV 抗原・1/2 抗体を外注で検査しています。陽性の場合は、HIV-1RNA 定量と HIV-2 抗体の検査を追加します。ただし、針刺しなどの事故の場合は、院内迅速キット(HIV 抗原-1/2 抗体)で検査をします。(保健所等で HIV即日検査に使用している迅速キット)検査結果が陽性かまたは陽性が強く疑われる場合は72時間以内に専門の医療機関にて、抗HIV薬の内服を開始します。
現在の医療ではHIVを体内から完全に排除することはできません。しかし治療はとても進歩しており、HIVに感染してもエイズ発症を抑えることができ、健康を回復したり、維持することができるようになっています。薬も1日1回1錠で治療可能な時代です。早期検査、早期治療、正しい感染防止対策が必要です。

参考文献「保健所等におけるHIV即日検査のガイドライン」http://www.hivkensa.com/

今後とも検査室をよろしくお願い致します。
NO. 2016・55号 発行日:2016 年 8月 26日

HIV検査

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文責 弓場 富喜子 監修 石竹 久仁

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